行けるのか?じゃないぞ!!行くんだ!!!
だが、積載をどうするのか?
とある六甲山で出会ったGSX-R乗りの若者に
「GSX-Rもホムセン箱積めますよ!」
と写真を見せていただき、私の心に火がつき製作を決意。
実際に製作した箱で北海道一周旅(50日間)し、箱に大きなトラブルがなかったため、紹介いたします。初ホムセン箱自作のため名人のクオリティーには及びませんが、SSでキャンプ行きたい変態共の参考になれば幸いです。(くれぐれも自己責任で、ご安全に。)
最速型過積載車の作り方
①台座の作成
②ホムセン箱の加工
③サイドバッグの加工
④タンクバックの取り付け(省略)
ね?簡単でしょ?
①台座の作成
ヘプコ&ベッカー社のスピードラックとかいう名称ですが、つまるところ台座です。
その価格の高さに舌を巻きました。
タンデムシートを取り替えるだけで良いということで、使い勝手は非常に良いです。
取り付けには純正部品の発注が別途必要です。
組み立てます。あらかじめ緩み止めが施されたナットが付属しております。さすが Made In Germany?
裏側はこんな感じです。
非常にシンプルですが、かなり頑丈そうです。
タンデムシートロック部分のパーツに純正部品が使われています。
非常にシンプルですが、かなり頑丈そうです。
タンデムシートロック部分のパーツに純正部品が使われています。
これを設置すると、こんな感じです。隙間が出来るので、隙間テープで埋めても良いですが、この隙間に紐を通すことも出来ますので私はツーツーにしています。
純正タンデムシートのようにガタ付くことなく、むしろタンデムシートよりしっかりしています。
純正タンデムシートのようにガタ付くことなく、むしろタンデムシートよりしっかりしています。
台座はひとまず完成。やっぱり既製品は良いですね!
②ホムセン箱の加工
880円のホムセン箱です。
容量は60Lで、幅500×奥行330×高さ260(mm)くらい。
容量は60Lで、幅500×奥行330×高さ260(mm)くらい。
できるだけ凹凸が少なく、天板がそこそこの強度をもつものを選択しました。
後に、もっと良い箱を見つけたのですが、今回はこれで行きます。
後に、もっと良い箱を見つけたのですが、今回はこれで行きます。
我が家のアイドルが早速検査しにきました。 うちの子は本当に可愛いですね!
電動ドリルで穴開けします。
電動工具万歳!!!
電動工具万歳!!!
家に転がっていたMDF合板(厚さ15mm)の端材にも穴開けします。 EDFッ!EDFッ!!
15mm厚MDF合板をホムセン箱の底板にします。
六角ボルト(ユニクロ押しネジ Φ1/4 長さ38mm)とナットで固定します。
ここで問題が。
ネジを締めるとホムセン箱床部の樹脂が歪みました。
ネジを締めるとホムセン箱床部の樹脂が歪みました。
思ったより強度がありませんでした。
このままだと
ネジ穴が広がる→ボルトが外れる→ホムセン箱脱落→\(^o^)/otawa
MDF合板(厚さ2mm)を買い底板にしました。
端材の廃棄が面倒でしたので、合板はホームセンターでカットしてもらいました。
ボルトにはワッシャーをかました方が良いかも。
箱を取り外して机として使えるように高さ調整付きの足(アジャスタボルト Φ1/4)をつけました。
ホムセン箱業界の伝統に倣い、ごちゃごちゃした金物などを取り付けます。
ホムセン箱業界ではごく当たり前となりつつある謎の超技術『蓋が蝶番のように開くように&開きすぎないようにする機能』も実装しております。
けっこうカッコいいんでないか?
しかし、バイクを少し揺らしてみると箱がブルンブルン揺れました。
やはり底板がヤワいのかもしれません。
この中に荷物を入れることを考えて、今より広い底板を使って箱の剛性を高める必要がありそうです。
再度、ホームセンターにてMDF合板(厚15mm)を購入&カッティングし、底板にしました。
この状態でバイクに設置し揺らしましたが、ブルンブルンしませんでした。
ホムセン箱の作成はとりあえずこんなもんです。
一方その頃、我が家のアイドルは・・・。Oh!!So,CUTE!!!!!
まだ産まれてから2ヶ月程しか経っておりませんが・・・この人ちょっと大きくないか?
③サイドバッグの加工
サイドバッグがないと着替えが入らないことに気がつく・・・。
最速型過積載車ならこれくらいやらないといけないのだ。
購入したのはMOTOFIZZのサイドバッグGT(23〜31L)です。
とりあえず、ノーマルのタンデムシートに乗せててみました。
とりあえず、ノーマルのタンデムシートに乗せててみました。
灯火類の横からの視認性がこよなく悪いですが、まあ大丈夫でしょう、と六甲山とかにいる人が言っていたので全く信用できません(笑)
サイドバッグ付属の取付用バックルはGSX-R750のタンデムシートが小さすぎたため全く使い物になりませんでした。
しっかり固定する場合はバックルを自作する必要がありました。
サイドバッグの装着は結構テキトーです。
左右のバッグをつなぐ布地にバックル(雄)を通しマジックテープを装着後、邪魔な部分は折りたたんでダクトテープで無理矢理止めています。
あとはヘプコ&ベッカーのステーに開けられた穴(画像赤丸)に無理矢理バックル(雌)を通し、バックル(雄)と接続して上部は完了です。
サイドバッグはよく擦れるので、リアサイドカウルの傷止め養生が必須です。
ですが、どれだけ養生してもある程度傷はつきますので、過積載初心者の方はご了承ください。
下部は図のように付属の紐を通し、しっかり締め上げて固定します。
装着するとこんな感じになりました。
まとめ?
GSX-R750にホムセン箱とサイドバッグを半ば無理矢理設置しました。
設置の手順は
①台座の作成
②ホムセン箱の加工
③サイドバッグの加工
④設置完了+テスト
実際に掛かった金額は 48,000円 ほどでした。
安いのか高いのかよくわかりませんけど。
総額のうちほぼ半分をヘプコ&ベッカーの台座が占めております。
しかし、この台座が安定していたお陰で、実は無事に北海道50日の旅を完遂できました。
1日約1,000円だと思えば、元が取れた気がします。
品名 | 単価 | 個数 | 価格 |
ヘブコ&ベッカー スピードラック | ¥21,600 | 1 | ¥21,600 |
ハードコンテナ | ¥880 | 1 | ¥880 |
MDF合板(天板,厚2mm)(カット代込み,カット後2枚) | ¥248 | 1 | ¥248 |
MDF合板(底板,厚15mm)(カット代) | ¥20 | 1 | ¥20 |
ステンワイヤーロープΦ1.5mm | ¥120 | 2 | ¥240 |
オーバルスリーブΦ1.5mm(4入り) | ¥122 | 2 | ¥244 |
ユニクロ押しネジ1/4 32mm | ¥22 | 12 | ¥264 |
ユニクロ押しネジ1/4 38mm | ¥28 | 4 | ¥112 |
ユニクロ六角ナット1/4(100入り) | ¥218 | 1 | ¥218 |
ユニクロワッシャー1/4(8入り) | ¥35 | 4 | ¥140 |
ユニクロワッシャーM6大(8入り) | ¥138 | 1 | ¥138 |
ステンM5プラスネジ,ワッシャー,ナット(5入り) | ¥148 | 1 | ¥148 |
Uボルト1/4 | ¥58 | 12 | ¥696 |
Uボルト1/4プレート | ¥48 | 4 | ¥192 |
SFBプレート(30*200)黒 | ¥148 | 4 | ¥592 |
SFBプレート(30*100)銀 | ¥98 | 8 | ¥784 |
アジャスターボルト1/4 | ¥248 | 4 | ¥992 |
スポンジ(220角) | ¥328 | 1 | ¥328 |
ステンM5プラスネジ,ワッシャー,ナット(6入り) | ¥168 | 1 | ¥168 |
M5ワッシャー大(4入り) | ¥86 | 1 | ¥86 |
隙間テープ | ¥78 | 1 | ¥78 |
荷締めベルト(アルミバックル)(2入り) | ¥580 | 2 | ¥1,160 |
荷締めベルト(サイドリリースバックル)(2入り) | ¥580 | 1 | ¥580 |
ステンカラビナ | ¥398 | 2 | ¥796 |
ロックカラビナ | ¥458 | 1 | ¥458 |
MOTOFIZZ サイドバック GT | ¥9,980 | 1 | ¥9,980 |
ナイロンベルト | ¥228 | 5 | ¥1,140 |
ハンディカン | ¥238 | 4 | ¥952 |
サイドリリースバックル | ¥188 | 4 | ¥752 |
MOTOFIZZ マグレスタンクバック 1300 | ¥4,342 | 1 | ¥4,342 |
ホムセンでの購入金額計 | ¥12,406 | ||
総計 | ¥48,328 |
世界中のバイク乗りがホムセン箱狂信者になる呪いをかけ、この記事を締めくくりたいとおもいます。どうぞご安全に。
0 件のコメント:
コメントを投稿